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性格じゃない!伸びる子と伸びない子の違い

こんにちは。
エルキッズオンラインの掛田です。

学習塾やスポーツ教室など、習い事に通わせているのに、まったく能力が伸びない、できるようにならない、上手にならない。
こんなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

では、伸びる子と伸びない子とでは、いったい何が違うと思いますか。

実は、私も気になって調べたことがあります。
よく出てくる定番の回答としては、『積極的に質問ができる』『負けず嫌いで競争心がある』『向上心が高く自主的に反復練習している』などですよね。
でも、これらの内容って、どれもかなり性格に依存すると思いませんか。
私もこの回答を読んで、「性格だと、もうどうにもならないのでは…」と愕然とした記憶があります。

本当に、このような内容に当てはまらないお子様は、能力を伸ばすことができないのでしょうか。

もちろん、そんなことはありません。

今回は、伸びる子と伸びない子の本当の違い、伸びる子に育てるための秘訣、こちらについて詳しくお話をしていきます。

 

目次

伸びる子と伸びない子を見て私が感じていること

 

私は普段、オンラインと対面の両方で、1歳から8歳までのお子様を対象に毎日レッスンを実施しています。
その中で私が感じる伸びる子と伸びない子の大きな違いは、諦めの早さです。

 

伸びる子はすぐに諦めない

伸びる子は、難しい問題にぶち当たった時でも、諦めずに頑張って解こうと何度も試行錯誤を繰り返し、トライし続けます。
逆に、伸びない子は、問題をパッと見て難しいと感じただけで(実際はすぐに解けるような内容のものであっても)、「できない」と言ってしまったり、私が説明をしていても「わからない」とばかり言ってちゃんと聞こうとしなかったり、という大きな違いがあります。

この違いについても、最初は「やはり性格の違いなのかな」と感じ、改善の余地はないのではないかと悩んでいました。
ただ、そのようなすぐに諦めてしまうお子様とも長く接していくうちに、徐々に、「できない」「わからない」という言葉が出る回数が少なくなっていき、前向きに頑張ってトライする姿勢が見られるようになりました。
素晴らしい変化ですよね。

では、このお子様に足りていなかったものは何なのでしょうか 。

 

すぐに諦めてしまうのは自信が足りていないから

伸びない子に一番足りていなかったもの、それは自信です。
今までに、『できた』『勝った』『褒められた』『達成した』、そのような経験が少ないお子様は、自分に自信が無いことが多いです。

自信は、車に例えるとガソリンのようなものです 。
ガソリンがたっぷりあれば、アクセルを踏み込みスピードを上げ、遠くまで行くことができますよね。
でも、自信のないお子様はガソリンが足りていません。
頑張ってスピードを出そうとしても、遠くまで行こうとしても、そもそも辿り着くためのエネルギーが足りていないのです。

 

できる環境、輝ける環境を用意する

 

では、自信をつけるためにはどうしたらいいのでしょうか。
まずはお子様が、『できる』『わかる』『勝てる』というような輝ける環境を用意してあげることが大切です。

 

有名な教室、強いチームに入れば安心ではない

お子様の新しい習い事を探される際に、大切にしている点は何でしょうか。
家から近い、先生の雰囲気が良い、クチコミで人気がある、などご家庭によって様々なチェック項目があると思います。
合格実績が高い、大会で良い結果を残している、そういったことを選ぶ理由のひとつとされる方も多いのではないでしょうか。

もちろん環境は大切です 。

周りにいる5人の平均が自分を作る、という話はよく耳にしますよね。
でも、これはある程度年齢を重ねて成長して、
自分の意思でその環境に飛び込む場合や、今よりもっと成長したい!という高い意欲がある場合のみです。
年齢の小さなお子様では、まだまだそのような意欲やモチベーションを持てないことが多いです。
置かれている環境で、『できない』『わからない』『勝てない』という経験が重なると、自己肯定感が下がり、劣等感を持ってしまう原因になります。

 

事前の環境リサーチは重要

新しい習い事を始める前には、実績やクチコミだけではなく、実際に体験しているお子様の様子を見て、その環境でお子様がうまく能力を発揮して楽しく継続していけるのか、ということは必ず確認が必要になります。
人気がある、実績が高い、という理由だけで選んで入会してみたら、周りはすごい子ばかりだったり、レッスンのペースが早すぎたり、「自分は全然ついていけない」となると、どんどん劣等感は大きくなるばかりです。

個別対応と謳っていても、カリキュラムがワンパターンということはよくあります。
グループレッスンでも、年齢一律のグループ分けではレベルが合わないこともありますよね。

お子様の性格によっては、誰かと競争することが好きではない子や、全然負けず嫌いではないという子もいます。
そのようなお子様の場合、『できない』『わからない』『勝てない』という環境に居続けることによって、自己肯定感が下がり、自信がなくなり、「自分にはできない」「自分はわからない」と思い込んで開き直ってしまうことがあります。

もちろん、最終的に決断するのはお子様ですが、事前のリサーチは保護者様の大切な役割です。
お子様ができる環境、輝ける環境を用意してあげてください。 

 

ご家庭での日々の取り組みが大切

 

さて、この「自信を付ければ能力は伸びる」という話は、習い事に限った話ではありません。
むしろ、お子様がより長くの時間を過ごされるご家庭での関わりの方が、大きく影響を与えます。
自己肯定感を高めて自信をつけていくには、日々の達成感がとても重要です。

 

解ける問題やできる課題を繰り返して自信をつける

ご家庭で学習やスポーツ、音楽など、何かの練習に取り組まれる場合、まずは、すぐに解ける問題、すぐにできる課題、ほんの少しだけ考えれば解ける問題、ほんの少しだけ頑張ればできる課題のみを、何度も何度も繰り返しましょう。
そうすることで、できる!という成功経験を重ねることができ、お子様の自己肯定感が高まり、自信もどんどん持てるようになっていきます。

中には、もともと負けず嫌いで向上心の高いお子様もいらっしゃると思います。
そのようなお子様の場合は、少し頑張ればできるかもしれない、というレベルにどんどんチャレンジしてください。
チャレンジと成功を繰り返すことで、「頑張ればできた!」という経験を積むことができ、更に大きな自信につながります 。

 

まとめ

 

今回は、性格に左右されない、本当の伸びる子と伸びない子の違いについて、説明をしました。

・伸びる子と伸びない子の大きな違いは、粘り強くトライできるかどうか
・伸びる子は自信に満ち溢れ、努力するためのエネルギーがある
・伸びない子が諦めてしまう理由は、自信がなく、頑張るためのエネルギーが残っていないから
・お子様が自信を持つためには、輝ける環境を選ぶことが大切
・小さな成功体験を重ねることで、自信に繋がる

お子様の能力が伸びずに悩んでいらっしゃる方は、まずは、今置かれている環境や日々の取り組みを振り返り、見直してみてください。

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